甲子園の『土』についてちょっとしたお話。
甲子園の土は春のセンバツ時と夏の大会で色が違うのをご存知でしたか?
今や、テレビなどで有名になった『阪神園芸』
甲子園の土を整備するだけでなく、甲子園の土、芝生の管理をすべて賄っています。
ではなぜ季節によって土の色が違うのか?
春は雨が多いため吸水性の高い白い砂土を多く使用しているので、フィールドは白っぽい淡い色の土が敷きつめられるそうです。
夏は日差しが強く、淡い色の土を使用すると選手がボールを見失いやすくなるので、黒っぽい濃い色の土を多く配合しフィールドに敷きつめるそうです。
芝生はボールの転がりを左右するため研究に研究を重ね5㎜・・・15㎜・・・10㎜と試行錯誤し、攻撃側にも守備側にも影響のない10㎜に行き着きました。
ちなみに1㎜でも芝の刈込みの長さが違うとすぐに分かるそうです(すごい・・・)
『グラウンドを知る選手は上手い。トンボをかけるのがうまいチームは強い』
これが代表の考えです!
選手の皆さん!
プレー前にグラウンドを一度気にしてみると、いいプレーができるかもしれませんよ。
ボールの跳ね方、転がり方、柔らかい、固い・・・。
特に軟式ボールは跳ね方がグラウンドによって全く違うので、確認することが重要です。
そして、プレー終了後は次も同じようなプレーが出来るようにしっかりとリセットしてあげることが大事です。
何気なく使用しているグラウンドもこういう見方をすると、考え方が変わってくるのでは・・・。